出稼ぎ農民工家庭調査の結果発表
国家統計局上海調査総隊が3月11日、上海市17の区と県に住む出稼ぎ農民工家庭1215世帯に対して行った特定項目調査の結果を発表した。それによると、13年の上海出稼ぎ農民工1人当たりの平均現金収入は3万元近くあり、1万6000元の消費支出のうち4割近くを食費が占めている。また収入レベルの上昇に伴い、半分近くがスマートフォンを所持していることが明らかになった。
同市に住む出稼ぎ農民工1人当たりの平均現金収入は2万9707元。消費支出は1万6097元で、支出の割合からみると食費、住居費、交通費および通信費が上位3位となっている。出稼ぎ農民工1人当たりの平均食費支出は6235元で、上海都市部よりも低く、上海農村部より高い。外食費は1044元で、農村部の住民に比べて579元上回っている。
出稼ぎ農民工1人当たりの平均住居支出は3425元で、都市部に比べて577元高い。そのうち家賃は住居支出の63.1％を占める2162元。また部屋を借りる出稼ぎ農民工は全体の80.8％を占め、住居費は出稼ぎ農民工のおもな生活コストのうち負担が大きいものの一つとなっている。
収入レベルの上昇に伴い、出稼ぎ農民工の消費構成と手段はますます現代化。成人出稼ぎ農民工のうち、半分以上が銀行カードを使用している。61.6％がデビットカードを使用したことがあり、クレジットカードの使用経験は20.7％、ネットバンクの利用経験は22％となった。また出稼ぎ農民工の家庭100世帯につき45台のスマートフォンと4台のタブレットパソコンを所有していることも明らかになった。【新民網 3月11日】