杭長高鉄、年内開通へ
浙江省杭州市と湖南省長沙市の間で建設中の高速鉄道「杭長高鉄」で、最後の整備区間となっていた杭州から江西省南昌市までの区間がこのほど完成し、年内の正式開通後は上海市から長沙まで最速5時間で移動可能となる見込みだ。
今回完成したのは「杭州東」駅から「南昌西」駅の区間。11月より約1カ月間の試験運行を実施し、年内に正式な運行を開始する。これにより杭長高鉄全931kmが約4時間で結ばれることとなる。
現在、上海から長沙までの列車は毎日5往復が運行されており、所要時間は最短のもので6時間40分。上海から杭州までは45分で到達することから、杭長高鉄開通後は長沙まで5時間弱で行ける計算となる。
また、杭長高鉄は毎日50本の運行を予定しており、鉄路部は十分な供給量としている。来年の春節に南昌、長沙方面へ帰省する人にとっても、チケット入手がこれまでよりぐっと容易になりそうだ。【解放日報 11月3日転載】

