上海浦東国際空港で12 月20日、中国東方航空ニューヨーク行きMU587便の男性客、林(リン)さんが、幸運にも13 年の上海空港(浦東空港および上海虹橋国際空港)8000万人目の旅客となった。これで上海市は、ロンドン、ニューヨーク、東京、アトランタ、パリ、北京市に次いで7番目に年間旅客数が8000万人を超えた都市となった。
04 年から13 年までの10 年間、浦東空港と虹橋空港の旅客輸送量は大幅に増加を続けてきた。予測では、13 年の離着陸数は61万4800回、旅客数は8274万人にも登るとみられる。両空港の拡張計画に伴い、空港を運営する「上海機場集団」は20 年の年間旅客数が1億2千万人に到達することを見込んでいる。
虹橋空港は14 年から3 年間をかけ、改造工事をおこなう予定。まずは第1ターミナルのA楼から開始して搭乗ゲートを増やす。工事が完了すれば、香港地区やマカオ、台湾地区までの直行便と、日本および韓国へのチャーター便が大幅に増加する。
浦東空港は14 年に第4滑走路の投入を開始する予定で、さらに第5滑走路も建設工事が進行中。ほかにも、2つのサテライトを建設する計画があり、完成すれば3000万人の旅客増加に対応することができるという。
また2つの空港の間には現在、両区間を30 分でつなぐ新たな高速軌道交通システムを投入する計画がある。市中心部をつなぐ交通の要となることが期待されており、旧万博エリアやディズニーランドに停車する可能性もある。
【東方早報 12 月21日】

