【九元航空】
LCC、年内にも運航へ
南方航空の根城に進出
吉祥航空傘下のLCC(格安航空会社)九元航空は、年内にも航空事業認可を取得し、運航開始する。
九元航空は今年2月12日に民航局から会社設立許可を取得。登録資本6億元のうち上海均瑶集団傘下の吉祥航空からの現金出資は4.73億元で持株比率は78.9%。民航中南地区の管理局は同社の第1回審査を終え、公共航空運輸企業経営許可証を発行する見込みだ。これにより南方航空の根城である広州に新設のLCCが乗り込むことになる。
同社は年内にも、広州―湛江線などの就航を目指している。全席エコノミークラスで、機体のラッピング広告や機内販売、インターネットやモバイルネットによるチケット販売で利益率の向上を図る。
珠江デルタの巨大な旅客市場を狙う同社だが、広州への参入は簡単ではないようだ。航空運輸企業経営許可証を取得するだけでも予定より長い時間を要している。今年8月に借り入れた2機のB737-800航空機が広州に到着しているが、同許可証がなければ飛行できず、維持費だけがかかっている。【第一財経日報10月24日】

