“ 最も厳しい校則” に賛否
河南省のある高校が新学期を前に「男女学生が手を繋いだら退学」といった校則を定め、議論が巻き起こしている。
この高校は同省洛陽市の「偃師高中」。学校での禁止事項を記した「8点禁令」の看板が8月23日、校門に設置された。内容は、「携帯、スマホ禁止」「ネットカフェの利用禁止」など一般的なものから、「恋愛禁止。校内で男女が手を繋いだ場合、1回目は1週間の停学、2回目は退学」「校内で誕生日パーティーを行ったものは退学」など、やや過剰と思えるものも。
「学生の本分は勉強。この校則は生徒の学習に良い効果がある」と同意を示すのは、同校2年生の蕾さん。子どもの送迎に来たある保護者は、「携帯は持たせないほうがいい。高価な機種を競い合って買ったり、遊びすぎたりと勉強する暇がなくなる」と語る。学校関係者の間でも、賛成の声が目立った。
インターネット上では、この校則がニュースで報道されて以来“最も厳しい校則”として話題に。「思春期の恋は純粋で、一生に一度きりの特別なもの。禁止するのは子どもにとって不幸なこと」「学校で学んだ知識が将来役立つとは限らないが、恋愛の経験は未来の相手選びに必要」など、反対意見を唱えるユーザーが少なくない。教育関係のある専門家は、「『警告』『退学』といった一方的な指導方法は“教育”という理念にそぐわないうえ、子どもの反抗心を引き起こしやすい。もっとソフトな手段で生徒が心から理解できるやり方にすべきだ」と批判している。【中国新聞網 8月25日 転載】

