北京時間10日未明、米アップル社は新型スマートフォン「iPhone6」「iPhone6Plus」を発表、香港地区のアップル公式ウェブサイトでもiPhone6の16GBモデルが5588HKドルなど価格が公表された。しかし、中国大陸は初回販売地域に含まれていないため、香港地区版製品の転売による価格の高騰が予想されており、インターネット上では一部ユーザーから「5桁以上に吊り上がるのでは」との声も上がっている。
同社公式ウェブサイトによると、香港地区での小売価格は、iPhone6の16GBモデルが5588HKドル、64GBモデルが6388HKドル、128GBモデルが7188HKドル。iPhone6 Plusの16GBモデルが6388HKドル、64GBモデルが7188HKドル、128GBモデルが8088HKドルとなっている。
中国大陸はこれまで、「iPhone5s」「同5c」「iPadAir」の初回販売地域の対象となっていたが、今回のiPhone6では対象外。過去の例を見ても他地域での販売には数カ月を要することが予想され、これが価格吊り上げを加速させることになる。すでにネット上では、予約価格が8、9000元にも達している。
一方でiPhone6の発表は、iPhone5sの値下がりを招いている。アップルの公式ウェブサイトでは現在、中国大陸のiPhone5sは4488元。香港地区版は4688HKドル(人民元3711元相当)。iPhone6の発売以降、多くの販売店でiPhone5sの価格がおよそ4000元前後にまで値下がりしている。【東方網9月10日 転載】

