店選びの発言力、65%が女性
中国烹饪協会は12月4日、全国1万人以上の外食利用状況についての調査白書「中国飲食産業発展報告」を発表し、最も人気の中華料理は四川料理であることがわかった。レストラン選びの際により発言力が強いのは、男性よりも女性という結果も出ている。
アンケートでは、好きな料理について「伝統料理」と「特色料理」の2カテゴリーで調査を実施。伝統料理では、50.6%が四川料理を好きと答えた。2位が湖南料理(31.6%)、3位が広東料理(29.3%)だった。特色料理では、火鍋が36.8%でトップ。バーベキュー(33.9%)がこれに続いた。
外食目的では、友人と食事が63.1%でダントツの1位。家族で食事は20.7%、ビジネス用途は11%にとどまった。レストラン選びの際の発言力については、64%が女性にあると回答。店選びのポイントについては、「特徴ある味」が37.9%、「店内環境」が19%、「口コミ」が15.5%だった。
レストラン予約手段については、パソコンまたはスマートフォンによるネット予約が電話予約の3倍に達している。特にパソコンからの予約が多く、今後WiFiスポットの増加、アプリの使いやすさ向上などに伴い、スマホ利用が伸びていく可能性がある。
また、四川旅行学院食品科学科の梁愛華教授は、同学院が以前行った調査で半数以上の人が「栄養のため料理の味を変えることに賛成する」と答えたことから、健康意識の高まりに着目。人気の四川料理について、栄養成分を分析し、バランスの良いレシピを提供するアプリ開発に取り組んでいる。【東方早報12月5日】

