外灘から徒歩10 分、上海最初の美食街として知られる乍浦路に9月、ラーメン屋「江戸っ子ラーメン」がオープン。香港地区さながらのネオン看板がひしめく中に突如現れる、暖簾に「中華そば」の文字が目印の、日本の中華食堂を彷彿とさせる一軒だ。
自らホールに立つ上海出身のオーナーは、東京のラーメン店などで修行を積むこと15年、中野に店も構えた努力人だ。気のいい近所のおじさんといった感じだが、古北エリアの有名焼き鳥店出身の料理人3人に細かく料理を指導するさまは、プロそのもの。
そんなオーナーが絶大な自信を持つのが「餃子」(15元)と「味噌ラーメン」(35元)。ボリュームある具を厚めの皮で包んだ餃子は、具に混ぜ込まれた春キャベツの旨みが絶妙で、追加注文続出の一品だ。味噌ラーメンは、日本人が「これなんだよ」とうなずく味噌の濃さと辛さのバランスが見事で、煮干しベースのダシにも抜かりなし。
そのほか濃い口汁で人気の「牛丼」(中15元、大18元)、リピーターの多い「麻婆豆腐」(15元)、料理人の経歴を生かした「つくね串」(10 元)などいずれもリーズナブルながらレベルが高く、「古北と同じものがここでは半額」と胸を張る。
らくらくプレス読者は大歓迎とのことで、本紙持参で10月31日までラーメンにプラス5元で餃子1皿をサービス中だ。
日本のテレビが流れる店内
「麻婆豆腐」は辛さより旨み重視で病みつき度高し!
「実は隠れた一番人気」という「牛丼」



