上海モーターショー、露出への批判理由か
今年4月下旬に上海虹橋国家会展中心で開催される上海国際モーターショーで、ブース内で展示車をアピールするコンパニオンの廃止が検討されていることが、主催側関係者の話で明らかになった。露出の多い衣装を着用したり、必要以上にセクシーなポーズをとることなどが近年、社会から批判を浴びており、昨年の広州モーターショーでも国営放送局「中央電視台」をはじめとした多くのメディアが、この問題を取り上げていた。今回の廃止検討について、参加企業からは賛同の声が上がっている。
主催側は、今回の禁止措置は「自動車技術と製品の創造および発展に注目するというモーターショー本来の意義に立ち返り、2015年の上海国際モーターショーのより良い計画、組織、実施を実現するためのもの」とコメントしている。
参加企業の一つ、吉利控股集団広報総監の楊学良氏は微博で「ついでにスターの登場やショー開催なども取り止めてほしい。その他地域のモーターショーもそうしてくれれば静かになっていい!」とコメント。廃止の理由については「一つはモデルの露出が批判を浴びているため。もう一つは、コンパニオンやその他のショーに人が殺到し、警備に支障がでるためではないか」と分析している。【東方早報1月10日転載】

