開発会社、本格導入に自信
軌道交通13号線は6月9日までに、走行中の車内でインターネットアクセスが可能となる無料WiFiの試験運用をスタートした。昨年広東省深圳市の地下鉄で運用が開始された「花生地鉄WiFi」と呼ばれるシステムで、既存の軌道交通運営システムへの影響を調べた上で、正式導入となる見込みだ。
国内の軌道交通、地下鉄の80％で用いられている運行システム「CBTC」は、周波数2.4GHzの電波を多用しており、公共WiFi電波との混線問題がしばしば発生してきた。11年11月には深圳地下鉄2、5号線で、乗客が携帯していた移動WiFi電波の影響により列車の運行が止まったケースもあった。上海の軌道交通網はリニアモーターを含めて全15 路線で総距離578km、1日平均774万人の利用があり、運営当局は安全面の確保に神経を尖らせている。
花生地鉄WiFiの開発を手がける「南方銀谷科技有限公司」によると、全国ではすでに2100kmの地下鉄路線で無料WiFiが導入されている。上海での実用化に向けても、「運行システムへの影響や電波の安定性についての問題などは解決可能」と公式サイトで声明を発表している。【文匯報6月10日】
▼その他のニュースは阅读原文/Readmoreをクリック▼