中華菓子の味わいをリサーチ
タピオカやマンゴープリンなど、日本でも馴染み深い中華スイーツ。
お洒落なカフェでゆっくりと味わうのもいいけれど、よりカジュアルに楽しむなら手軽にテイクアウトできるローカル系ショップの中華菓子がおすすめだ。
「興味はあるけどなかなかトライできない…」という方のために今回は、上海で購入できる中華菓子を実食し、その味をレビューする。

海棠糕 hǎi táng gāo(5元)


小麦粉ベースの生地であんこを包み丸く焼いた、大判焼きのようなお菓子。豫園や七宝などの観光地でよく売られている。もちもちの皮と、表面にかかったほんのりビターでカリカリのカラメルがクセになる!
【春風松月楼】
豫園近くにある精進料理店の店頭にて販売
住所:黄浦区旧校場路99号(×方浜中路)

緑茶餅 lù chábǐng(16元 /3個)


小麦粉、ベーキングパウダー、粉末の緑茶を混ぜて焼いたお菓子。冷凍食品やレストランのデザートメニューとしてもお馴染み。表面がサックリとした生地は軽くて食べやすく、中に入った少量のあんこもアクセントに。
【老隣居小吃世界】
軽食をメインにしたセルフ式食堂
住所:黄浦区旧校場路69 号(×福祐路)

沙琪玛 shāqí mǎ(台尚沙琪瑪たまご味12枚入参考価格14.9元)


麺のように細長くした小麦粉の生地を油で揚げ、蜜を絡めたお菓子。フワフワとした柔らかな食感で、噛めば蜜の甘さがジュワッと広がる。胡麻や黒糖味などのバリエーションもあり、スーパーのお菓子売場で手軽に購入できる。

年糕団 nián gāotuán(漬物入り4元、黒ごまパウダー入り4元、肉松入り5元、全部入り6元 )


揚げパンをお餅で巻いた食べ応え抜群の上海名物お菓子。味付けは甘い黒ごまの粉や漬物などから選べるが、全部入りは甘さとしょっぱさが交わり不思議な味わい…。あっさりとしたお餅と揚げパンが意外と合う。

条頭糕 tiáo tóu gāo(2元)


ツルツルとした柔らかなお餅の中には、甘さ控え目のこしあん。一口サイズの細長い形状が思いのほか食べやすく、作業をしながら片手で食べられるので忙しい朝にも。さっぱりとした味わいで、あっという間に完食。

芝麻糕 zhī má gāo(2.5元)


ココナッツをまぶしたお餅の中に、風味豊かな黒ごまとこしあんが2層に分かれて入っている。ココナッツのシャキシャキ感とトロリととろける黒ゴマの相性は抜群。1個ずつ小袋に入っているので差し入れにもグッド。
【虹口年糕団食品工】
市内に複数店を構える虹口発祥の老舗菓子店
住所:黄浦区茂名南路淮海中路交差点

老婆饼 lǎo pó bǐng(5.5元)


冬瓜でできた甘い餡をパイ生地で包んで焼き上げたお菓子。皮はしっとりとしており、「パイのサクサク感が苦手」という人でも食べやすい。ぎゅうひのようなモチモチの餡もポイント。程良い食べ応えで小腹が空いたときに◎
【LILLIAN BAKERY】
エッグタルトで有名なスイーツショップ
住所:黄浦区淮海中路939 号
巴黎春天地下2 階(×茂名南路)

