海事大生、浙江省からの情報待つ日々
上海海事大学の男子生徒が、労働節連休中に浙江省金華市の市バス内で見かけた女性が忘れられず、バス停に尋ね人の張り紙を貼り、話題となっている。同級生からからかわれ、張り紙を見た人から興味本位の電話も多いが、「彼女に会うためなら、思いつくことは何でもやる」と真剣だ。
この生徒は広東省出身、同大学で管理学を専攻する2年生の張さん。金華大学で学ぶ友人を訪ねた連休中の4月30日、友人らと夕方食事後に乗った「K15路」バス内で、件の女性に一目ぼれした。声をかける勇気がないまま、女性は下車。翌日の朝になっても忘れられず、女性が下車したバス停とその前後のバス停に張り紙を貼って探すことにした。
「4月30日午後6時半ごろ、K15 路バスに乗車しあなたに出会いました。水色のストライプのシャツ、黒いキャンバス地の靴、黄色のキャスター付きバッグを引いて、髪は肩の長さ。わたしの女神、思い出してもどきどきする。（中略）再び縁があれば、この番号まで電話を下さい（以下略）」。計20 枚以上貼られたこの張り紙は、パッと見ただけでは何かの広告のようにも見える。それでも何人かから電話があったが、好奇心に駆られてあれこれ尋ねてくる人ばかりで、具体的な情報はゼロのままだ。
上海に戻る前日の5月3日夕にもバス停で1時間ほど張り込んだという張さん。「身長は1m150強。キャスター付きのバッグを引いていたから、連休中に帰省してきた可能性がある。だからもう金華にはいないかも。あの時行動せずに、本当に後悔している」と声を落とした後で、「バス停向かいの売店の人が、彼女のことを覚えていたんだ。見かけたら連絡をくれることになっている」と最後は気丈に前を向いた。【銭江晩報5月4日 】
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