少林寺僧侶、水上歩行で世界記録更新
福建省の泉州南少林寺の僧侶、釈理亮さんがこのほど、湖南省長沙市にある梅渓湖で軽功術「水上漂(水上走行)」120mに挑戦し、自身が持つ118mの世界記録を更新した。
この軽功術は、水面に浮かべたベニヤ板に次々と飛び移っていくというもの。釈さんは200枚近くのベニヤ板を浮かべて記録更新に挑戦。1回目は56mのところでバランスを崩して落水したものの、再び白い稽古着に身を包んで挑んだ2回目の挑戦で120m地点まで到達した。
現場には多くの体育系学生やパルクール(走る、跳ぶ、登るなどの動きを通じて身体を鍛えるスポーツ)の達人らも集まり釈さんの記録に挑んだが、もっとも長かった人でも32mしか走れず。釈さんは水上歩行のコツについて、「歩幅を小さく、速度は速く、つま先を地面につけて、体は前傾姿勢に。このほかにも呼吸、リズム、バランス、運動能力など、さまざまな要素が絡んでいる」と説明する。
記録について「水上歩行は100mを超えると難易度が上がり、距離を延ばすには1mずつ増やしていくしかない。118mからたった2m増やすだけでも、短期間で達成するのは難しい」と、その厳しさを語る釈さんだが、次回は150m突破を目標に掲げている。【光明網1月20日】

