軌道交通、漢中路と南京西路もハブに
上海軌道交通11、12、13号線の新区間が12月19日、運営を開始した。これにより軌道交通の総営業距離は600kmを突破。駅数は366駅に達している。
今回開通したのは、11号線羅山路駅-康新公路駅、12号線七莘路駅-曲阜路駅と13号線長寿路駅-世博大道駅の3区間。
12、13号線がともに乗り入れた漢中路駅には大規模な乗り換えホールが登場し、壁面には蝶の舞う様子が光で描かれ、開通初日の19日は利用客がしばしば足を止めて見入っていた。同駅ではバー式ではなく扉式の改札機を導入しており、不正乗車防止に効果がありそうだ。
12、13号線は同じく南京西路駅にも乗り入れており、今後は人民広場駅、漢中路駅、南京西路駅の3 駅が、市中心部の“3大ハブ駅”として機能することになる。
ほか、注目を集めているのが13号線の淮海中路駅で、レンガ風の壁面デザイン、歴史建築物の写真パネル展示、銅製の駅名サインなど、オールド上海の雰囲気がふんだんに散りばめられている。
上海で最深の駅の一つでもあり、地上から改札まで階段を使った場合、計114段を降りる必要がある。最深部は深さ33mで、10階建てのビルが入る計算だ。
また、12号線の陝西南路駅には、古琴、琵琶、二胡などの伝統楽器展示エリアがお目見えし、こちらも利用客の目を引いていた。
【澎湃新聞 12月19日 転載 写真は文匯報】



