中国初、世界では14カ所目となる「レゴブロック」の屋内テーマパーク「レゴランド・ディスカバリー・センター上海」が4月2日、普陀区大渡河路の長風景畔広場にてオープンする。
レゴブロックで遊び、子どもの学ぶ気持ちと創造力を伸ばすことをテーマとする家族向けの体験型テーマパーク。施設内は10エリアに分かれており、それぞれアトラクションを用意している。
「キングダムクエスト」では中世の戦車に乗り、光線銃で怪獣と戦い、お姫様を救う物語が体験できる。「ミニランド」では、東方明珠をはじめとする上海のランドマークを100万個以上のブロックで再現した精巧なミニチュアがお目見え。「レゴレーサー」では、組み合わせ次第で速くなるブロック製の車を子どもが自分で作り、走らせ、タイムを競う。
ほか、“レゴブロック先生”のアドバイスを受けながらリアルなブロック模型を作る「マスター・ビルダー・ワンダーランド」、飛び出す3D映像に加えて風や雷などのリアルな感覚を再現した「レゴ4Dシネマ」も用意。ブロック製造の様子を見学できる「レゴファクトリー」は大人も楽しめそうだ。
身長140cm以下の子どもの入園は18歳以上の保護者の同伴が必要で、大人のみの入園は不可。入園料は身長100cm未満の子どもが無料で、100cm以上は子ども、大人ともに1人180元。3月24日までの間、公式サイトで予約すると、140元に割引される。
オープン後は、入口でレゴ社認定の“レゴブロック名人”4人が450時間かけてつくった高さ6m16cmの巨大な“キリン”が来場者をお出迎え。この“キリン”には4万個以上のレゴブロックが使われており、ブロック全部を積み上げた高さは879mに達し、632mの超高層ビル、上海中心をも上回る。
ブロック製造で80年超の歴史をもつレゴ社は、本社があるデンマークのビルン市に屋外型テーマパーク「レゴランド」をオープンすると、以降、英国、米国、ドイツ、マレーシアなどに拡大してきた。屋内型の「ディスカバリー・センター」は欧米、日本など13カ所にあり、いずれも家族連れを中心に人気を集めている。【解放日報3月7日、本地宝3月7日転載】
