
黒龍江省ハルビン市の第一老人福祉施設でこのほど、88歳の孫嘉源さんと77歳の高淑琴さんが出会いからわずか1カ月の“スピード婚”を果たし話題となっている。
かつて軍人だった“新郎”の孫さんは、88歳になる現在も健康で若々しい。町内会で働いていた“新婦”の高さんは明るい性格で、2人のなれそめについて「私たちの媒酌人と言えば、たぶんマージャンでしょうね」と楽しそう。その言葉通り、2人は福祉施設のマージャン室で出会い、親交を深めた。
高さんは、「2人とも独身なのだし、一緒に暮らさないか」という孫さんの不器用なプロポーズを受け入れた後、自身の子どもに結婚を報告。入籍当日、孫さんは高さんを連れてショッピングに出かけ、金のネックレスと洋服を贈った。2人の結婚は福祉施設側にも喜んで受け入れられ、スタッフが風船などで飾り付けた高さんの部屋に、孫さんが引っ越す形で新婚生活がスタートした。
孫さんは「こんな年なのにスピード婚を決めて、周囲は大胆だと言うかもしれないが、私にとっては最後の光を捕まえたようなもの。互いを頼りにし、晩年を楽しく過ごしたいだけだ」と、照れくさそうに話している。
【光明網 9月24日 転載】



