国内の大手航空会社の間で最近、搭乗チケットに購入価格を印刷する動きが広まっている。旅行代理店が航空券を買占め、航空会社の提供価格よりも不当に高い値段で販売するのを防ぐのが目的だ。
自動チェックイン機を使用した場合に限られる路線もあるが、3月14日までに中国国際航空は国内全ての空港で、南方航空は上海虹橋、雲南省の昆明空港など国内8つの空港にて、搭乗券上に価格を表示するシステムを導入した。購入者は、搭乗券上の価格と自身が支払った価格に差があった場合、航空会社のホットラインに通報することができる。
実際の発券価格と販売価格に差をつける旅行代理店の存在は、今年に入り、インターネット上で航空券を購入した複数の乗客から航空会社に問い合わせが相次いだことで、顕在化。航空会社は「本来この価格であれば適用されるはずの日程変更が不可とされている」「同時期に購入した友人に比べ、価格は変わらないが条件面が著しく劣っている」といったクレームへの対応に苦慮していた。【新聞晨報3月14日転載】



