中国発KAWAII文化
日本文化の代表格として世界で人気を集めるKAWAII文化。今回は中国に伝播したアイドル文化や「カワイイ物」をテーマとした中国発ファッション誌、東アジアでもやはり異なる“美の概念”などさまざまなKAWAII事情に迫る!
Little thing 恋物志

08年深圳市で創刊された中国発ガーリーマガジン。「小さくてカワイイもの」をテーマにファッションのみならずイラストや刺繍、玩具、インテリアなどジャンルにとらわれず掲載。“カワイイ”の持つ倒錯した側面を高いレベルで表現し、日本の大手書店でも完売が相次いだ。各国アーティストへのインタビュー、実際の制作現場の様子も写真をメインに紹介しており、中国語が苦手でも楽しめる。16年より充電期間に入っており新刊は発行しないものの、1冊35元前後でバックナンバーをインターネット販売している。
中国の女子高生LIFE
日本では一種の「ブランド」と化している女子高生。最先端のKAWAIIを生み出す彼女たちと、同世代の中国人女子はどのような生活を送っているのか。全寮制高校を例にご紹介!

化粧やパーマはもちろん、校舎内への携帯電話持ち込みも禁止など校則は厳しい模様。夏、秋、冬用で素材が違う指定ジャージが制服で、長い髪は後ろで結えなければならない。学生時代の恋愛は「早恋zǎo liàn」と呼ばれ禁止されており、学校側への発覚は破局を意味するため就寝前の自由時間に細々と連絡をとるとか。最近は日本の制服風ファッションで休日街に出ることでKAWAIIへの欲求を満たす生徒も出現。
考察!中性は「KAWAII」?

クール、モダン、などの印象をもつファッションも「お洒落で素敵」というジャンルの“カワイイ”に含めてしまえる日本人女子。ジェンダレスな魅力を持つ中国の「中性zhōng xìng」女子たちも、アイテム選びの際“カワイイ”と思っているだろうか。聞きとりの結果、答えは否。中国でいう“カワイイ”にはキュートな要素が不可欠であり、日本語とは内包する概念の範囲が大きく違っているようだ。
日中韓メイク比較
韓国オルチャン風メイクの流行などで同一化が進んだものの、やはり差異のある日中韓のメイク法。各国の特徴から「理想の顔」が見えてくる!
まつ毛を立ち上げて目の縦幅を強調、ピンク系のチークとリップメイクで印象の柔らかさを追求。アイラインは細め、最後にぼかすことでキツい目元を避ける。人気の美容整形は二重まぶたへの手術。
大ぶりのカラーコンタクト、ハイライトとシェーディングではっきりとした顔立ちに。太めのまっすぐ眉が多いが、地眉毛には手を加えず上から描き足すことも多い。細い顎を求めて骨を削る手術が流行。
太くて平衡の眉、目じりを強調する太いアイラインが特徴的。チークはほとんどいれず、グラデーションで小さく描いた赤い唇と涙袋を強調する。ヒアルロン酸で額を丸く整えるプチ整形は韓国ならでは。
現役アイドルに聞く!中国理想のアイドル像
中国で理想とされるアイドル像とはどのようなものか。元モーニング娘メンバーのLinlinプロデュース、中国発の現役女子学生ユニットIdol Schoolに話を聞いた。
コンサート情報
上海佳都劇場(延安西路719号4階)にて、週末を中心に「Phoenix」「逆襲」の2プログラムを公演中。
①WeChatで idol_schoolと検索し、フォロー後会員登録を済ませよう!
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日本語公式ページも完成間近:http://idol-school.net
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