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新日鉄住金は8月4日、江蘇省に新設された江蘇大劇院の外装に、同社製のチタン材が採用された、と発表した。中国での採用物件は8件目。チタン素材使用量は85tで、同社が国内外で受注した案件では過去最大の採用面積となった。
同社のチタン素材は、比重ベースで鉄の60%、銅の50%と軽量。また、独自開発の技術による、質感に富んだデザイン性や、通常のチタンより優れた耐変色性などを特色としている。
江蘇大劇院は建築総面積27万㎡、それぞれに大型劇場を有する4棟の建物から成る。外装に採用されたのは、同社の意匠性チタン製品TranTixxiiを用いた三菱ケミカル製のチタン複合板アルポリックで、前述の諸特性に加え、アルポリックの特徴である平坦度の高さ、軽量性、不燃性などが評価されて採用につながった。

↑ 江蘇大劇院の外観(画像提供:新日鉄住金)



