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住友大阪セメントは、広東省東莞市にある子会社の光通信用部品工場が、9月5日付で増設工事を完了し、操業を開始したと発表した。従来の10G、40GのLN変調器(電気信号を光信号に変換する機器)に加え、世界屈指の伝送速度を持つ100G変調器の生産にも乗り出す。
中国ではクラウドやスマートフォンの普及、4K画像伝送などの需要に加え、政府の経済政策などにより光通信市場が急速に拡大していることから、今後も伝送需要の拡大がつづくと予測し、増産に着手した。市場の成長を先回りして、高速かつ大容量の伝送が可能な製品群の増産体制を整えることで、世界におけるシェア拡大を図る。
同工場は2011年設立。10GのLN変調器の生産から始まり、15年には40Gもラインナップに加えた。製品は世界大手のシステムメーカーによって光情報通信システムに組み込まれ、中国はじめグローバルな大手情報通信会社のデータ伝送や画像伝送などに用いられている。

↑ 設備の増強が完了し、100G変調器の生産にも乗り出した(画像提供:住友大阪セメント)



