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ファーウェイはボーダフォンやジャガーランドローバーとともに、携帯端末ネットワークと自動車をつなげるコネクテッド・カー・システムの開発を進めている。11月中旬にはロンドンでデモンストレーション走行も披露した。
こうしたC-V2X(Cellular Vehicle-to-Everything)は、携帯通信ネットワークを介して車両同士、車両と道路インフラ、車両と歩行者などで通信をおこない、交通事故の防止を図るためのシステム。2017年には標準規格も策定された。
C-V2Xには、近距離の車両同士が通信するためのPC5と、複数の車両が携帯端末基地局と広域通信をおこなうためのUuの2種類の通信方式があるが、3社が開発中のシステムはファーウェイのチップセットにより、2種類の携帯通信を同時に提供できる。搭載車両はボーダフォンの英国における通信ネットワークを介して車両間のPC5通信をおこなえる上に、ファーウェイの路上ユニットから速度超過警告も受け取ることができる。
ロンドンでのデモ走行では、同システムを搭載したジャガーF-PACEおよびランドローバーDiscoveryの2車種の走行を披露した。
(ファーウェイ11月26日付発表より)

↑ C-V2Xを搭載したジャガーの2車種でデモ走行を披露した(ファーウェイのプレスリリースより)



