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医療機器開発メーカー大手のUnited Imagingは11月22日、人体の立体スキャン動画を撮影できる新型PET-CTを開発した、と発表した。注射後の薬剤の血管内での動きや拡散、体内組織での摂取・代謝のプロセスをリアルタイムで把握できる。
同機器uEXPLORERは米国のPET研究開発コンソーシアムEXPLORERと共同開発したもの。194cmの体軸方向視野を持ち、静止画・動画の両方で全身のスキャン画像を撮影できる。解像度は2.9mm。従来のPMTシステムに比べ30~40倍の高感度を持つため、より低放射性の薬剤の使用と長時間経過後の高精度映像の確保が可能となる。全身の撮像所要時間は1分以内。患者の負担を抑制するとともに、身動きに伴う画像の乱れを減少させ診断精度の向上を図る。

↑ 7.8mCiの薬剤を注射して14分経過後の全身画像(United Imagingのニュースリリースより)

