無人運転、走行中充電…22年までに
浙江省で、国内初となる「スーパー高速道路」の整備計画が進んでいる。道路が太陽光を電気に変え、無人運転の電気自動車を走行中に充電し、それら全てをコントロールセンターで把握する…というハイテク構想だ。
同省杭州市から寧波市への区間で計画されているこの道路のキーワードは「智能」「快速」「緑色」「安全」の4つ。
「智能」については、道路上の状況をリアルタイムで把握するシステムを指す。「快速」については、現在時速90㎞が平均となっている高速道路上の車のスピードを、2、3割上げることを目指しており、制限速度のないドイツ、制限速度150㎞ /hのイタリアの道路などを参考に、技術的な指標を策定中という。
「緑色」については、道路を3層構造とし、高い強度を持ちながら光を透過させる上層、それを電気に変える中層、絶縁体の下層で構成。埋め込まれたセンサーが走行中の電気自動車のバッテリー状況を感知し、給電していくという考え方だ。
最後の「安全」についても、リアルタイムの監視システムと連動した無人運転車の導入により、事故ゼロを目指すとしている。
全長161㎞、往復6車線で22年の杭州アジア大会前までの完成を計画している。同省交通運輸庁の担当者は、新技術とそこに使われる素材など、将来の高速道路の標準モデルと言えるものを打ち立てていきたいと意気込んでいる。【長江日報 2 月24日 転載】



