コンテナ型の“シェアスポーツジムボックス”3つがこのほど、上海市内老碼頭の商業施設「老碼頭創意園」内で営業を始めた。内部にはスポーツ機器が置かれ、アプリを利用することにより24 時間いつでも運動できる仕組み。運営する「上海移盒智能科技」によると、赤外線で利用者の動きを感知し、正しい運動法を指示する「スマートコーチシステム」も大きな特徴だ。
「PARK BOX 公園盒子」と名付けられたこのコンテナは面積8㎡、18㎡、28㎡の3 種で、定員はそれぞれ2人、4人、5人。ガラス張りの入口から内部が見渡せる。中は無人で、どの大きさでもランニングマシンとダンベル、スマートコーチシステムが備え付けられており、4人用、5人用にはエアロバイク、ボート漕ぎマシンなどの設備も。大きさと設備にかかわらず利用料は一律1時間10 元。
スマートフォンでアプリをダウンロードするか、WeChatの公式アカウントをフォローし、ユーザー登録を終えることで利用可能。オンライン予約の上、ボックス外のQRコードをスキャンすると、ボックス内に入れる。“スマートコーチ”も中のQRコードをスキャンすると使える。ユーザーが運動すると、その動きを赤外線でとらえてディスプレイ上で間違った動作を指摘、正しい動きを教えるという。
上海移盒智能科技の責任者によると、同社がシェアジムサービスを開始したのは今年3月。現在調整中の14カ所を含めて計32のボックスを市内に構え、ユーザー数は1万超という。今後半年間で上海、北京市、広東省広州市と深圳市の4 都市で1000カ所まで拡大する計画だとぶち上げた。ユーザーが週1、2回利用する前提で、運動器具の入れ替えなど含めて6カ月から8カ月あれば設置費用を回収できる見通しという。【新聞晨報10月25日 転載】



