3Dセンサー開発メーカーの深圳奥比中光科技(Orbbec)は10月28日、3Dカメラを搭載した顔認証ロックを発表した。表情の変化などを捉えることによって、写真や覆面を用いた偽装への対策を図る。
同社は2013年設立。深圳に本社を構え、上海、広州、西安、米国ミシガン州に支社を展開している。AIを用いた3Dセンサーの開発を手掛けており、モバイル端末やスマート小売、スマート製造、セキュリティ、スマートホームなど多彩な分野で活用されている。フィンテックやエレクトロニクス、自動車産業など、世界で2000社にのぼる顧客がいる。
今回発表した3D顔認証ロックは、専用カメラを用いて対象者の顔をmm級の精度で3D映像として捉え、登録データと照合して顔認証をおこなう。表情の変化や動作など、一般の2D顔認証では捉えられない動きを認識することで、写真や覆面などを用いた偽装の看破を図る。

↑ 3Dカメラ(写真)で撮影した映像と照合し、本人確認をおこなう(写真はOrbbecのニュース・リリースより)



