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民間ロケット開発メーカーの北京藍箭空間科技(LandSpace)は10月27日、自社開発の衛星打ち上げロケット初号機ZQ-1(朱雀1号)を発射した。
同社は2015年設立、ロケットおよびロケット・エンジンの開発を手掛けており、北京と西安に研究開発センター、湖州に生産センターを保有している。
ZQ-1は3段式の固体ロケット。打ち上げ後に1段目と2段目の切り離しには成功したが、人工衛星の軌道投入はトラブルにより失敗に終わった。同社CEOのZhang Changwu氏は、失敗には終わったものの打ち上げ過程で豊富なデータと経験が得られ、全体として満足のいく結果だったと語り、その成果は後継機である液体ロケットZQ-2の開発に生かしていくとの意欲を示した。
(LandSpace社11月2日付ニュース・リリースより)

↑ 固体ロケットZQ-1を打ち上げた(写真はLandSpace社のニュース・リリースより)



