BizCHINA 企業動向
中国中車の子会社で鉄道車両メーカーの中車四方は12月3日、エジプトのテンス・オブ・ラマダン・シティにおける鉄道プロジェクト向けに、鉄道車両132両を受注した。
同プロジェクトは中国中車と中国航空技術国際ホールディングス（AVIC International）の事業連合体が、2017年にエジプト国家トンネル局からEPC（建設請負）契約を受注したもの。首都カイロの衛星都市テンス・オブ・ラマダン・シティで新設される高速鉄道で、総延長距離68km、路線上には11の駅が設けられる。完成すれば同市とカイロおよび新行政首都を結ぶ交通動脈になり、カイロの衛星都市10市周辺500万人の住民の通勤需要を満たすものと見込まれている。
今回の車両受注は、同事業連合体との間で契約が交わされた。都市高速鉄道車両132両と、12年間の保守サービスを含んでいる。車両は6両編成で、時速120kmの走行能力、風と砂に対する耐性、低騒音性、大輸送容量などの仕様が求められている。同社が北アフリカで鉄道車両を受注するのは初めて。
↑ エジプトの鉄道プロジェクト向けに、車両を受注した（画像はイメージ、中国中車のニュースリリースより）
