京東は8月26日、コーヒーマシン・メーカー大手のNespressoと、中国における使用済みコーヒー・カプセルのリサイクル・プログラムで提携した、と発表した。京東の宅配物流網を利用し、一般消費者の家庭まで訪問してカプセルを回収し、リサイクルに投じる。
Nespressoの専用WeChatミニプログラムに、利用者が各自のスケジュールに合わせて京東の配送員を予約できる機能を追加し、予約当日または翌日にはカプセルを訪問回収する。従前、使用済みカプセルの回収サービスは、直営店舗Nespresso Boutiqueかオフィスや飲食店といったB2Bサービスの利用者だけに提供していた。
京東は回収したカプセルを、北京、上海、広州の最寄りのリサイクル施設に配送。カプセルのアルミニウムはNespressoブランドのナイフなどノベルティ・ギフトに、コーヒーの澱は揚子江河口付近の崇明島にあるNespressoのエコ・ファームで肥料として再利用される。
NespressoのBusiness Executive Officer Greater ChinaのAlfonso Troisi氏は、2020年内に世界中で全カプセルのリサイクル体制を整えられる、との見通しを示している。

↑ NespressoのWeChatミニプログラムから、使用済みカプセルの回収要員を手配できる(写真は京東のニュース・リリースより)



