音声認識ソリューション開発の中国大手iFLYTEKは8月9日、スペインのプロ・サッカーチームReial Club Deportiu Espanyol de Barcelona(レイアル・クルブ・デポルティウ・エスパニョール・デ・ バルセロナ=RCDエスパニョール)の武磊選手と、同社の通訳マシンのイメージキャラクター契約を締結した、と発表した。同マシンはまた、同クラブの公式な通訳パートナーにも採用された。
同社の通訳マシンは2016年に市場投入したもので、18年12月には対応言語数を17言語増の51言語に増強した2.0にバージョン・アップ。2.0では方言認識に加え、同じ略語でも産業分野で意味の異なる語句を、金融・医療・コンピューティングの3分野を対象に、AIが判断して訳し分ける新機能を搭載した。
今回の提携はバージョン3.0Liteの発売に伴うもの。3.0ではAIが判断する専門領域にエネルギー、貿易、法律、そしてスポーツを追加。オフラインでの通訳言語にスペイン語も加わり、中国語と英語・日本語・韓国語・ロシア語のオフライン通訳レベルも強化した。
提携調印式では、武選手のスピーチなどが、翻訳マシンにより即時翻訳されて会場内に届けられた。

↑iFLYTEKの通訳マシンを使ってスピーチする武選手(iFLYTEKのニュース・リリースより)



