アパレル・ブランド紅豆の傘下で自動車用車輪メーカーの江蘇通用股份は1月9日、タイのラヨーン県にあるラヨーン工業パーク内で、同社初の海外工場を竣工したと発表した。
新工場は敷地面積約51万㎡、年間生産能力はスチール・コードのラジアルタイヤ600万本と繊維コードのラジアルタイヤ100万本で、フル稼働した場合の年間売上高は21億8000万元を見込んでいる。工場の投資総額は3億ドル。地元への雇用効果は約1500人。ASEANにおける自動車産業の中心国であり、かつ天然ゴムの産出国であるタイに海外工場を置くことで、産業チェーンの効率化を図った。
紅豆はタイでは、シアヌーク港経済特区の開発にも主導的な役割を果たしており、同特区には現在グローバル企業174社が立地、3万人近い雇用効果を生み出している。今回の江蘇通用股份によるタイ工場の竣工は、同特区につづいての紅豆グループの一帯一路における大型投資プロジェクトとなった。
(紅豆の1月9日付発表、江蘇通用股份の12月30日付発表も参照)

↑ 紅豆傘下の自動車用車輪メーカーが、タイに初の海外工場を竣工した(写真は江蘇通用股份の12月30日付ニュース・リリースより)



