スマート物流ソリューションを手掛ける深圳のYH Globalは11月22日、フィリップス・グループの照明メーカーSignifyとの連携により、Signify成都工場の倉庫の自動化を達成した、と発表した。
SignifyグループのAGV(無人搬送車)を導入し、IoTも組み合わせて工場の生産ラインと倉庫をシームレスに接続、部品の供給から製品の出荷までの流れを高速高効率化して、短納期化と工場管理の高度化を図る。AGVなどの設備の到着から倉庫の稼働開始まで、1カ月強で自動化を完了した。
今後は無人フォークリフトや小型の垂直昇降貨物ボックス、原材料のピッキング・システムなどの導入も試みていく。
YH Globalは2012年3月設立。16年にはインダストリー4.0の一環として“C2B+DIY流通製造モデル”を提示し、消費者需要の発生に合わせて駆動するサプライチェーンと、サプライチェーンと生産体制を連動させるソリューションの提供を目指している。

↑ Signifyの成都工場の倉庫を、SignifyのAGVを使って自動化した(写真はYH Globalのニュース・リリースより)



