京東は10月23日、プラダに対し、在庫品を効率的に活用して消費者の選択肢を増やすためのオムニチャネル・ソリューションの提供を開始した、と発表した。プラダ・グループのプラダおよびMiu Miuと組み、両ブランドの内部在庫品と京東における在庫品を統合的に活用し、オンラインとオフラインの双方で提供していく。
両ブランドはこれまで、北京、上海、深圳、武漢、成都、瀋陽にあるオフライン旗艦店の在庫を京東における在庫に統合してきており、限定品やランウェイで発表されたアイテムなどを含めて計700点をカバーする規模になっている。消費者に対し、従来より広範なアイテムを網羅するに至ったこれらの在庫へのアクセスを開放することで、オンライン消費の促進を図る。
7月29日にプラダ公式旗艦店に出店した提携先は、8月13日までの半月間でプラダとMiu Miuに30万元の売上をもたらしており、7月7日の中国ヴァレンタイン・デーにおけるプラダの売上は、オムニチャネルの協力により100万元を超えた。
「オムニチャネル・ソリューションは、オフライン店舗での在庫管理の効率化と顧客満足の両面から、ブランドを支えることになる」と、京東ファッション&ライフスタイル部門の国際ビジネス責任者Kevin Jiang氏は語っている。

↑ プラダの在庫を統合、オムニチャネルで消費者に提供していく(写真はイメージ、京東のリリースより)



