NIOは1月9日、同社初の自動運転セダンを発売した。納車開始は2022年第1四半期の見込み。
同モデル「ET7」は全長5.098m、全幅1.987m、全高1.505m、軸距(前輪の車軸の中心点から後輪の車軸の中心点までの距離)3.06m。
800万画素のカメラ11台、レーザーレーダー、5台のマイクロ波レーダー、12台のソナーレーダー、2台のポジショニング・ユニット、V2Xシステムなど33台のセンサーを搭載している。コンピュータ・プラットフォームにはNVIDIAのDrive Orinチップを4つ配備し、1016TOPS(Trillion Operations Per Second=1秒間に1016兆回の命令を実行できる)の演算能力を備えた。
コックピットにはクアルコムの第3世代プラットフォームSnapdragonを導入し、接続性能とコミュニケーション性能を強化した。中央ディスプレイには12.8インチのAMOLEDディスプレイを採用した。コックピットのパネルにはリサイクル可能な熱帯雨林産の藤木材を用いて、自然をイメージできる車内環境づくりを図った。
モーターは車両前部に電力180kWの永久磁石モーター、後部に300kWの誘導発電機を搭載し、発車から3.9秒で時速100kmまで加速でき、時速100kmから走行距離33.5mで停車できるブレーキ性能を備えている。NEDC(欧州基準)に基づく航続性能は、70kW時バッテリー搭載時には500km、100kW時バッテリー搭載時には700kmで、新型の150kW時バッテリーを用いれば1000km以上となる。
事前予約価格は44万8000元だが、BaaS(Battery as a Service=バッテリーの使用量に応じて課金するシステム)方式での価格は37万8000元。

↑ NIO初の自動運転セダンを発表した(NIOのリリースより)





