
見た目も色鮮やかな「巴适拌面」。ボリュームもあり
交通大学近く、幸福路と平武路の交差点付近にできた麺屋。昨年12月オープンながら平日昼は周辺のオフィスワーカーや近隣住民がこぞって訪れるという人気店だ。全部で30席ほどの小ぢんまりとした空間だが、ドアを開けると素敵な笑顔の男性スタッフがフレンドリーに出迎えてくれる。市内でいくつもスペースを探し回った中で店舗正面に大きな木がある同地を選択。店の名前にも木を取り入れ、道の端っこという立地条件も含めて「隅木」とした。
イチオシは四川の言葉で「心地良い」という意味を込めた辛い混ぜそば、「巴适拌面」(24 元)。細麺の上にネギ、セロリ、キクラゲと、味の決め手となる辛味ソースで、中央の半熟卵をぐるりと囲む。麺と混ぜながら絡めていただこう。四川人にとっての「心地良い辛さ」に若干の恐怖感を抱くが、恐るるに足らず。“火を吹くような”辛さはなく、慣れていない人でも完食できるはず。聞くと台湾人シェフが辛さを上海仕様に調節したのだとか。食後の体のポカポカ具合は冷え込むこの時期に丁度良い。さらなる辛さを求める場合は注文前に尋ねてみよう。
ほか、台湾ソーセージを硬めの揚げパンで挟んだ「酒醸饅頭夾火腿腸」(16元)はテイクアウトして“街ブラ”にぴったり。「猪耳」(22元)、「猪舌」(25元)などお酒に合いそうな一品も。お酒の提供は検討中とのことなので、今後の展開にも注目しよう。

台湾ソーセージに香菜がたっぷりの「酒醸饅頭夾火腿腸」

辛めの味付けの「麻辣鴨血」(12 元)

店前の大きな木がトレードマーク
[隅木食物所]
住所:長寧区平武路80号101
電話:178-2136-0211
営業時間:11:00~20:30
席数:30席



