上海市は、「健康码」(健康コード)、「場所码」(場所コード)などに表示される直近のPCR検査結果の有効時間について、これまでサンプル採取時間(検査を受けた時間)から計算していたものを、検査結果の報告時間から計算する形に変更した。実質、一度の検査結果がより長く活用できることになり、検査頻度の減少に貢献しそうだ。
現在市内では、公共交通など多くの場所で「72時間以内」のPCR陰性証明提示が利用条件となっているが、検査を受けてから結果が出て健康コードに反映されるまでには通常、4~12時間ほどかかり、陰性証明が提示可能な状態になった時には残りの有効時間が60時間台となっていた。今後は提示可能となった状態から有効時間を計算する。
モデルケースとして、正午に検査を受けて、夕方6時に結果が出る場合、従来では3日後の正午に「72時間」に到達し、対策としてその前夜や早朝に検査を受けておく…といった早めの行動が必要だったが、今後は3日後の夕方6時まで「72時間」が有効なため、同じく正午に検査を受ければよいことになる。


