上海市政府は27日、感染拡大が続く新型コロナウイルス対策として、28日朝5時から4月1日朝5時までの4日間、黄浦江から東側の地域で全面的に封鎖措置を導入すると発表した。1日朝3時から5日朝3時までの4日間は、同じく西側で同様の措置を講じる。
対象の地域では、住宅エリア単位の「小区」ごとに封鎖措置がとられ、住民に対してPCR検査が実施される。住民は原則として小区外に出ることはできない。食品や日用品などのデリバリーは認められるが、配達員は小区敷地内へは入れず、商品の受け渡しは非接触方式で行うこととしている。
また企業に対しても電気、ガス、食品といった生活必需品関連業種を除いて、従業員の自宅勤務を求める。公共交通もストップし、原則として防疫、救急など市民生活の維持に必要と認められた車両のみが運行する形となる。株式・為替などの取引は通常通り行われる。
上海市では27日、新たに3500人(うち無症状3450人)の新型コロナウイルスの市中感染者が確認され、11日連続で過去最高を記録した。
【緊急連絡先】
110 警察
119 消防
120 救急
12345 市民服务热线(上海市民ホットライン)
※ほか封鎖中に生じた生活上の不便などは小区を管理する「居委会」へ相談を
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