【新規開店】家族経営の台州料理店　地元食材あっさり味届ける

　軌道交通常熟路駅から徒歩約5分、常熟路沿いの複合施設「神州商務楼」1階に7月末、浙江省台州市で10年以上レストランを経営してきた家族が手がける台州料理店「煨福肆坊·煨湯」がオープンした。オーナー自ら厨房に立ち、地元から仕入れる海の幸を取り入れた、毎日食べられるような家庭料理やスープ料理を提供する。

　台州料理は地元の魚介類を使用し、油は控えめで味付けもあっさり薄味が特徴。おすすめは主食メニューの米を原料にしたビーフン炒め「台州三鲜炒米粉」（58元）。乾燥エビに魚、豚肉、キャベツ、椎茸、玉子など具沢山。炒め油は控えめで、味付けもほんの少量の塩、醤油のみ。エビや魚の香りが香ばしく、箸が止まらない。

　「台州三鲜白丝瓜」（68元）は、ヘチマとハマグリ、乾燥小エビ、白しめじ、豚肉を炒めて、軽く煮込んだスープ料理。素材の旨味がスープに溶け込んだ、シンプルながらも贅沢な一品だ。

　「台州花菜梗」（10元）はカリフラワーの茎だけを使い、油通しの後に酢漬けにしたピクルスのような料理。一人用の「虫草花煨汤单人套餐」は冬虫夏草のスープに野菜と半熟煮玉子、ご飯がついて68元とお得だ。

　小さな店だが店内は明るく清潔で、人柄の良いオーナー夫婦経営なので温かみがある。