蘇州市園区には日本人が徐々に増えてきています。それは新しいショッピングモールが次々にオープンし、日本人を含めた外国人はもとより、中国のZ世代の若者の支持を集めるほど現代的で住みやすい街になってきたからと言えます。
買い物人気集まる“ズボンビル”
金鶏湖のほとりに建つ「東方之門」は、その姿形から“ズボンビル”などと呼ばれますが、蘇州の街を映像などで紹介する時に多用される、ランドマーク的存在になっています。これを核としたモール「蘇州中心」は17年11月11日、「双11」(買い物の日)に合わせて開業。200店舗以上入居し、市内有数の来客数を誇ります。敷地内にはウエスティングループの高級ライン「Wホテル」があり、これも高稼働率。湖に面した部屋は2000元超えです。地元企業が中心ですが、オフィスもかなり充実している印象です。
また、地下鉄東方之門駅から西に1駅の星海広場駅周辺には、日本食レストランが固まる「師恵坊」があります。今年4月にリニューアル工事が完了し、若者向けのポップな街並みに変貌しました。
開発進む湖の東
香港地区の有名デベロッパー「九龍倉」が建てた117階建てビル、九龍倉が20年にできてから、金鶏湖の東「湖東」のプレゼンスが高まりました。102階までがオフィス、103階以上にNICCOLOホテルが入居しています。周辺は時代広場エリアと呼ばれ、日本の商品もよく手に入る久光百貨や若者から支持を得る誠品書店などのモールがあります。
1号線のターミナル駅、鐘南街にはイオンモールがあります。シンガポール、英国系の国際学校に近く、新興ファミリー層に人気が高いです。前回でも触れたように人気の学校の近くにはそこに子どもを通わせたいと思う家族が多く居を構え、街の雰囲気も良いですね。
郊外にも注目集まる
市内の地下鉄の目覚ましい発展とともに、園区郊外の開発も進んでいます。「大閘蟹」の産地、陽澄湖周辺には5号線の陽澄湖南駅ができたことも手伝い、高層マンションが次々と建てられています。23年に蘇州と上海の11号線が繋がり、地下鉄で上海に行くことが可能になったことから、注目が集まっています。
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