「招牌蟹粉面」の蟹肉と蟹みその具は、全て乗せると麺が見えなくなるほどの量
長寧区の日系デパート「上海髙島屋」の裏手、閑静な住宅街が広がる古羊路エリアに4月上旬、紹興麺の「紹和興・寛湯細面」がオープンした。老舗の紹興料理レストラン「孔乙己酒家」が手がける麺の専門店。浙江省紹興市の名物料理でもある、中国風高菜漬け「梅干菜」を使用したシンプルな麺から、蟹を使用した麺など少し贅沢な麺まで、紹興市の家庭料理や紹興酒などとともに提供する。
同店の麺は、基本のスープ麺と具は別皿。オーダーから出てくるまでの時間もスピーディだ。一番のおすすめは、少し贅沢な蟹みそ麺「招牌蟹粉面」(98元)。生きた淡水カニの身とカニ味噌を手でほぐし、さっと炒めた具が添えられる。黄金色の蟹みそが細麺によく絡み、蟹肉の甘味と蟹みその旨味が口いっぱいに広がる。「绍兴登鸡面」(99元)の具は、180日間放し飼いで育てた鶏の蒸し肉。そのガラから取ったスープは細麺によく合い、シンプルながら深い味わい。地元の定番「梅干菜拌面」(27元)は、「梅干菜」をラードで炒め香りを引き出し、豚バラひき肉を加えて琥珀色に炒めた甘辛の具を、麺と和えて食べる。現場で炒めた時に移るかまどの薪のような香りが食欲をそそる。
木目の調度品で整えられた店内には、紹興の工芸品や絵などが飾られ趣ある雰囲気。清潔感もあり、女性一人でも入りやすい。近くに行ったらぜひ立ち寄ってみては。
「绍兴登鸡面」は弾力があり肉の味が濃い蒸し鶏に、さっぱりした麺のスープがよく合う
「梅干菜拌面」は油の旨味と炒めた梅干菜の甘辛味がクセに
住所:長寧区伊犁南路288弄7幢7号1階716室
電話:177-0164-7460
営業時間10:30〜21:00
席数:店内40、テラス40
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