【Gourmet Journal】Flambe Bistro　百年の味受け継ぐ　オーストリア家庭料理

　新天地エリアの複合施設「湖濱道購物中心」1階にある「Flambe Bistro」は、上海では珍しいオーストリア料理店。オーナー兼シェフのデビッドは、ウイーンで百年以上続くレストランを経営する一家の後継者で、特に地元の定番、リブ肉料理の味は在上海オーストリア総領事館も認めるほど。同店でも伝統の味をそのままに、本格的なオーストリアの家庭料理を提供する。

　看板のウィーン風グリルド・リブ「维也纳式烤猪肋排」（138元）は骨にしっかりと張り付くようなリブ肉で、かじりとって頬張ると実にジューシー。ピクルスなどの薬味とともに。家庭料理の一つ「猎人风炸肉排」（88元）は、薄くてカリッと揚げたポークカツレツに、濃厚なきのこソテーのソースを合わせて。キャラウェイシードが効いたザワークラウトとポテトが添えられ、ビールにもよく合うわ。

　「炭烤牛里脊串」（138元）は、柔らかいミディアムレアの牛肉を炭火で焼き上げた、シンプルな串焼き。パスタメニューの「牛尾肉酱意面」（88元）は太めのパスタに、長時間煮込んだ柔らかい牛のテール肉とたっぷりのパルメザンチーズが絡む。付近のオフィスワーカーにも人気の一品よ。

　アップフェルシュトルーデル「苹果卷」（42元）は、シナモンシュガーで煮たリンゴをパイで包み込んだ、オーストリアの典型的なデザート。生クリームをたっぷりかけて。エスプレッソと生クリームのウィーン風コーヒー「アイスパンナー」（38元）とぜひ。

　店内はウィーンを思わせる壁の絵やバイオリンの飾りなど、オーストリアの伝統が感じられ、温もりがある。中小型犬の同伴も可能なので愛犬と一緒にぜひ。