伝統象嵌工芸の「花絲鑲嵌」技術は、2008年に国家級無形文化遺産に登録された。金や銀などを原料とし、細かな手作業により、金属線をさまざまな形に作り上げる。
辜国強さん(30)はニューメディアでライブ配信を行う無形文化遺産の職人で、ファッションデザインの要素を伝統的な「花絲鑲嵌」制作技術に取り入れている。その結果、ますます多くの若者が辜さんのアトリエで働くようになった。また、伝統文化をこよなく愛する多くの人がアトリエを訪れ、「花絲鑲嵌」制作技術を学んでいる。
辜さんのチームは現在、20人以上。2千年以上伝承されてきた「花絲鑲嵌」制作技術という無形文化遺産技術に、こうした若者たちの手で、時代の「ニュートレンド」の風が吹き込まれつつある。
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