(1)「冷水で顔を洗うと毛穴が引き締まる」は間違い

確かに冷水で洗顔すると、ひんやりと気持ちよく、肌が引き締まったように感じるが、実際には、肌の表面の細静脈が縮小しているだけで、時間が経過し、肌の温度が戻ると、毛穴も元に戻ってしまう。また、水が冷たすぎると、肌の細胞が栄養を運ぶのを妨げてしまい、肌が栄養不足になってしまう。逆に、脂性肌解消に「熱いお湯」というのも避けなければならない。熱いお湯では過剰に皮脂を奪われ、肌が乾燥しやすくなり、余計に皮脂が分泌される結果になるからだ。冷水も熱いお湯も、肌には刺激となり、長期間続けると、敏感肌になってしまう可能性がある。
肌を引き締める方法
毛穴を引き締めたいのであれば、皮脂の分泌を減らし、根本的な解決策を取らなければならない。サリチル酸は肌を柔らかくし、角質の代謝を促進して、詰まった毛穴を掃除してくれる。また、ニコチンアミドを含むスキンケア商品は、皮脂の分泌を効果的に減らし、毛穴を引き締めてくれる。
(2)「頻繁に角質を除去すると、肌の呼吸が促進される」は間違い

角質層は保湿性に富み、細菌の侵入や繁殖を防いでくれる。そのため、頻繁に角質を除去すると逆効果となり、肌が薄くなったり、赤ら顔や肌が乾燥してめくれるといった症状の原因となる。肌の栄養吸収力が悪いとしても、角質の問題だけでないため、吸収力をアップさせるスキンケア商品を使うほうが良いかもしれない。
正しい角質の除去の仕方
角質を除去するのは、1週間に1回程度が最善だ。もし、敏感肌であるなら、間隔をさらに開けたほうがよい。部分によって肌質が違う混合肌である場合、皮脂が出やすい部分の角質を重点的に除去し、乾燥しやすい部分は除去の回数を減らすといい。そのほか、化粧水とコットンなどを使うのも良い方法だ。
(3)「朝の洗顔はしないほうが肌にいい」は間違い

寝ている間に、部屋の空気中に浮遊しているちりやほこり、目には見えない菌が顔の上にたまり、それを洗い流さないと、酸化物となり、それが毛穴に溜まり、肌のトラブルにつながる。そのため、朝の洗顔は決して省いてはならず、不必要な肌の代謝物が残らないように、きれいに洗わなければならない。また、朝の洗顔後は、化粧水や乳液で保湿すれば、肌がしっとりして化粧がきれいに決まりやすくなる。
正しい朝の洗顔の仕方
朝の洗顔に、洗浄力の強い洗顔料などを使う必要はなく、日中に皮脂分泌が気になる部分やニキビができやすい部分を中心にしっかり洗うのが良い。
(4)「化粧水をパッティングで顔に浸透させる」は間違い

化粧水は、洗顔後始めに使うスキンケア商品で、肌をもう一度きれいにするほか、皮膚を保湿し、肌のPHバランスを整え、肌が後に使うスキンケア商品に含まれている栄養を吸収しやすいようにしてくれる。そんな化粧水の効果を十分に発揮させるためには、手で顔を押さえるようになじませるのが一番だ。
「人民網日本語版」


