世界初の「ネコ・バー」が日本・東京でオープンした。ネコたちにサービスを提供し、人々の孤独感を和らげることを目指すというこのバーは、ネコ好きの人気を集めている。






「赤茄子」という名前のこのネコ・バーは日本・東京に位置し、創業者の小柳さんは60代の高齢者だ。日本メディアの報道によると、彼は今までの生涯でずっとネコを飼っていた。同店のオープン前は彼と妻はずっと動物収容施設のネコたちを世話していたが、これらのネコたちと離れられないと感じた彼らは、バーやレストランでネコたちの居場所を提供しようと考えた。
この果敢な新たな試みにより、ネコ好きの人たちは同店で冷えたビールを飲みながらネコたちと楽しい時間を過ごすことができる。店内に貼られた注意書きでは、ネコたちに人間の食べ物を与えないことや、手を伸ばしてネコをつかまないこと、ネコの機嫌が悪い時には無理に遊ぼうとしないこと、といった注意が書かれている。ネコがお客と遊ぶかどうかは、完全にネコの意志にまかされている。
同店には1日中、少なくとも5匹のネコがいる。同店の業績はよく、小柳さんによると、わざわざ遠くの青森県から新幹線で数時間かけて来るお客もいるという。
また、英国の有名な観光地、ロンドン・ダンジョンはこのほど「ネズミカフェ」をオープンした。お客はネズミと触れ合い、マイナスのイメージを変えることができる。






ロンドン・ダンジョンは英国で最も恐ろしい観光地の一つで、ロンドンの歴史の暗黒面を展示している。ここにオープンした「ネズミカフェ」では、お客がネズミと遊びながらコーヒーを楽しむことができる。
ネズミカフェのアイデアは日本で流行している「ネコカフェ」から着想したものだ。ネコカフェではネコと一緒にランチなどを楽しむことができるが、ロンドンのネズミカフェではネズミがお供をしてくれる。もし食欲に問題なければ、ネズミカフェでのランチを楽しんでみるのもよいかもしれない。
カフェの健康や安全面では心配することはない。提供される食品や飲料にはネズミの成分は含まれていない。ただネズミたちが部屋の中を走り回り、時には来店者の肩に上ってきたりすることもある。こうした奇抜な食事はユニークで、また今までネズミにつきものだったマイナスのイメージを変える意図もある。
ロンドン・ダンジョンの管理人、Hywel Mathiasさんは「歴史全体を通じて、ネズミは中世のペストからビクトリア時代の悪臭にいたる謂れのない悪評を受けている。こうした観念に挑戦し、ネズミのユニークで楽しい面を見せたい
と考えた」と語る。
ネズミカフェでは現在18匹のネズミを飼っているが、彼らの主な仕事は人間と付き合うことだ。「この18匹のネズミはとても人気者だ。来店者は身近に彼らと接し、本当の姿を理解することができる」とMathias氏。
「ネコ・バー」と「ネズミカフェ」、どっちがいい?
「人民網日本語版」


