

9日午後、女子大生の高渝さん(20)が重慶市銅梁区で白タクに乗車し、行方不明に。その後19日になって、高さんが白タクの運転手に殺害されていたことが警察の発表で明らかになった。同事件はネット上でも注目を集め、ネットユーザーらは、タクシーに乗る際に注意すべき事などを伝え合っている。
ネットユーザーの意見やメディアの報道をまとめると、中国でタクシーに乗る際には、以下の8点に注意しなければならない。
1、大通りに出て、走行中の空車のタクシーを拾う
出発地点がメイン通りから離れている場合、面倒くさがらずに、大通りに出てタクシーを拾ったほうがいい。悪だくみをしている人は通常、目立たない場所にいるものだ。また、走行中で空車のタクシーを拾ったほうがいい。道路際に止まっているタクシーの場合、その場所を狙っている犯罪者に遭遇してしまう可能性があるからだ。
2、運転手の外見や性格の特徴を観察する
空車だからといって、すぐに乗るのではなく、善良でやさしそうな運転手を選ぼう。タクシーの営業許可証があるかを確認するのも大切だ。女性が夜にタクシーに乗る場合には、女性の運転手を選ぶのがいい。
3、ナンバーをひかえる
特に一人で夜にタクシーに乗る場合、車のナンバーをひかえておくようにしよう。車内から堂々と家族に電話し、ナンバーを伝えて到着地点まで迎えに来てほしいと言えば、悪だくみをしている運転手でも、それを聞いて思いとどまるだろう。
4、後部席の左側に乗る
事故が発生した場合、後部席の左側に乗っていると、助手席や後部席の右側に比べて、安全度が高まる。また、運転手が悪だくみをしていても、最も攻撃しにくいのが後部席の左側だ。
5、夜にタクシーに乗る場合は窓を開けておく
2012年、広東省広州市のある夫婦が、カラオケに行った後、タクシーで帰宅。途中で運転手が窓を閉めた後、気分が悪くなり目まいもしたため、すぐに通報したというニュースがあった。その後、運転手は停車して、その夫婦を降ろした。このような薬物関連の事件に巻き込まれないため、夜タクシーに乗る場合は窓を開けて換気しておくのが良い。
6、露出の多い服装はNG
女性が被害者となる犯罪は、偶発的なケースが多い。始めは悪だくみをしていたわけではないものの、露出の多い服装をしていたり、高級品などを身に付けたりしているのを見て、欲望を募らせてしまうことがあるのだ。
7、どこを走行しているかに注意
タクシーに乗ってから、携帯をいじったり、音楽を聞いたり、寝てしまったりする人も多いが、とても危険だ。もし、悪い運転手が、人気(ひとけ)のない場所に向かっていても気付かないかもしれないからだ。走行中は注意して、どこを走っているかを見、おかしいと思ったらすぐに言わなければならない。
8、白タクや知らない人との乗り合わせは避ける
白タクの多くが、ボロボロの車両を使用しており、運転手も専門の訓練を受けていないため、安全性に欠ける。そして、事故などのトラブルが起きると、賠償責任を逃れるため、運転手は車両を捨てることも多い。また、高額の料金を求められたり、脅迫行為を受けたりしても、乗客は自分の権益を守れない。知らない人と乗り合わせると、相手が悪い人である可能性もある。
「人民網日本語版」


