第27回東京国際映画祭が23日幕を開けた。日本の国民的アイドルグループ「嵐」や、韓国の俳優金秀賢(キム・スヒョン)、コンペティション部門出品を果たした中国人若手監督の李睿珺(リー・ルイジン)、監督の立場として初登場の崔健(ツイ・ジェン)といった著名人らが東京六本木で行われたオープニングイベントに出席、レッドカーペットを歩いた。イベントの最後には安倍晋三首相も姿を見せた。

これまでのグリーンカーペットとは違い、今年の東京国際映画祭ではレッドカーペットが敷かれた。アイドルグループの「嵐」が「サプライズ」として先陣を切って登場すると、ファンから大歓声が上がった。映画「星から来たあなた」で「東京ドラマアウォード2014」アジア最優秀俳優賞に輝いた韓国の金秀賢も登場し、ジャンルを超えてたオープニングイベントとなった。この他、中谷美紀、宮沢りえ、三浦友和、菅野美穂、橋本愛といった日本映画界の著名人、庵野秀明といった監督がイベントに出席した。

「家在水草豊茂的地方(邦題:遥かなる家)」は唯一今回の映画祭のコンペ部門に選出された中国映画で、監督の李睿珺率いる制作グループがステージで注目を浴びた。また、「2014年東京中国映画週間」に参加した崔健、俞白眉(ユー・バイメイ)、徐浩峰(シュー・ハオフォン)といった中国映画界の著名人も登場した。

最後には安倍晋三首相も姿を現し、フェスティバル・ミューズの中谷美紀にエスコートされレッドカーペットを進み、ステージに上がって日本の映画2作品の制作グループと記念撮影を行った。安倍首相は昨年の映画祭にも出席している。

人気アニメキャラクターの大集結も今年の映画祭の大きな見所となった。劇場版「進撃の巨人:前編紅蓮の弓矢」の巨人くん、ディズニー新作映画のベイマックス、「寄生獣」のミギーといったアニメキャラクターが続々と登場し、日本の特色を色濃く表現した映画祭となった。
東京国際映画祭の提携企画として、「2014東京・中国映画週間」が開催されており、大きな反響を呼んでいる。とりわけ訪日している中国人スターがファンや観客の注目を集めている。中国映画週間は今年で9回目を迎える。今年の作品はいずれも特色があり、今やスターとの交流はファンにとって一大イベントとなっている。
★開催概要
■ 期 間:2014年10月19日(日)~ 10月24日(金)
■ 主 催:特定非営利活動法人 日中映画祭実行委員会
■上映会場
① 開催記念セレモニー&上映会場:TOHOシネマズ日劇 スクリーン1
② 一週間上映:品川プリンスシネマ シネマ1
★2014東京・中国映画週間 上映作品



「人民網日本語版」2014年10月24日



