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【日本人は中国食品にマイナスイメージ】公平な見方 「中国食材≠不安」

【日本人は中国食品にマイナスイメージ】公平な見方 「中国食材≠不安」 人民网日文版
2015-02-04
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导读:日本は、国産食品を非常に好む国柄だ。日本は外国から食品を輸入しており、特に中国産食品は価格も安いが、日本人の

日本は、国産食品を非常に好む国柄だ。日本は外国から食品を輸入しており、特に中国産食品は価格も安いが、日本人の一般消費者は、できるだけ国産品を選ぼうとする。東京の自宅付近のスーパーマーケットでは、見た目が似ている中国産有機ニンニクと国産ニンニクが並んで売られていた。中国産ニンニクは3個で158円、国産ニンニクは1個で248円だった。中国人である筆者は、迷うことなく中国産ニンニクを選ぶが、多くの日本人はそれでも国産品を選ぶ。

日本は毎年夏になると、うな丼を食べる習慣がある。中国産ウナギの価格は、日本産ウナギの半分ほどだ。しかし、日本の消費者の多くは、価格の高い日本産に群がる。ウナギの養殖や輸入業務を行っている現地の人に話を聞いたところ、数十年のキャリアを持つ業界関係者は、「中国産のウナギは安全で質に関しても国産ウナギに劣っていない。それどころか、国産よりもいいぐらいだ」と語った。

実際、日本人の国産食品への偏愛は、中国産食品につらい思いをさせているだけでなく、他国からの輸入食品に対する待遇も似たり寄ったりだ。ニンニクやウナギだけでなく、日本の消費者が国産品を好む背景には、中国輸入食品が安全でないという不信感がある。あるレストランが新聞に出したおせち料理の広告には、安全性をうたうために、「工保存料、人工甘味料、合成着色料、中国産主原材料すべて不使用」という記述があった。この広告に対する怒りは長い間消えなかった。この会社を告訴するという考えが脳裏を走ったほどだ。

東京のほとんどすべてのスーパーに中国産食品が置かれている。日本の庶民にとって、価格の安い中国産食品は、今ではほぼ生活の必需品となっている。しかし、日本のメディアの過剰な報道の影響を受け、日本人は中国産食品の安全性に大きな疑問を持っている。数年前に起こった「毒餃子事件」以降、話をしたことのあるあらゆる日本人が「中国のすべての冷凍水餃子に毒が含まれている」と誤解していた。また昨年、上海福喜食品工場の保存期限切れ肉の問題が起こると、日本のメディアがこぞって報道した。その結果、日本の人々の中国輸入食品に対する印象は再び悪化した。

もちろん、比較的客観的な報道を行っているメディアもある。「毎日新聞」は、昨年11月に公益財団法人「食の安全・安心財団」理事長兼東京大学名誉教授の唐木英明氏の文章を掲載した。唐木氏は、現在日本国内の中国輸入食品に対するマイナスのイメージが依然非常に根深いことや、研究者として、一部の週刊誌などが科学的根拠もなく中国食品の危険性を煽っていることに対し懸念を示した。

唐木氏は文章の中で、まず読者に対して基本的な事実を説明した。つまり、すべての輸入食品はいくつもの厳格な検査を経たうえで日本国内に流通することができるという事実だ。中国から日本へ輸出される食品は、中国側の国家質量監督検験検疫総局の輸出検査を受け、合格したものが日本へ輸出される。日本に入ると厚生労働省の輸入検査を受ける。その一部は抜き取り検査も受け、日本の食品衛生法に適合したものだけが市場に出る。さらに都道府県の抜き取り検査を受ける。

唐木氏はさらにデータを引用して、「2012年度の輸入検査結果によると、中国食品の違反率(筆者注:食品衛生法に違反した割合)は0.22%で、米国の0.81%、タイの0.71%、韓国の0.45%と比べて、決して高くはない。輸入、国産を問わず、違反の内容は、大腸菌やカビの付着、指定外あるいは基準値を超える添加物や農薬の残留などだが、違反の程度は軽微で、健康に影響がある重大な違反はなかった。これらの事実は、国産食品と輸入食品の安全性が同等であることを示す」と説明している。

さらに唐木氏は、「毒餃子」問題も冷静に捉えるべきだと指摘している。原料に違反があれば、1ロットの製品全部に影響が出るので、抜き取り検査で検出できる。(しかし、少数の最終製品に農薬を意図的に注入した場合、検査で見抜けないこともある)。これは、日本で昨年起こったアクリフーズ(現・マルハニチロ)群馬工場製造の冷凍食品に農薬のマラチオンが混入された事件と同じで、ごく特殊な例から、危険だとの論理は導けない。


「科学的事実を無視して中国産輸入食品を『悪』と決めつけ、根拠のない不安をあおることが食料の多くを輸入に頼る日本にとってどのような利益があるのか、それが価格の高騰や食料の不足を招かないのか、冷静に判断すべきだと考えている」

専業主婦の鈴木さん(62)は、この文章を読み終わった後、毎日新聞に投書した。毒餃子事件以降、一部の日本のメディアの過剰な報道によって、中国輸入食品への深い不信感を抱き始めたという鈴木さんの投書には、「マッシュルームが好きだが、スーパーで国産マッシュルームと中国産マッシュルームが並んで置かれていて、中国産の価格が国産の半分だったとしても、以前ならそれでも国産を購入していた。でも、この報道を読み終えた後、新たな認識が生まれ、今後は冷静に判断して、自分が好きなマッシュルームや夫が好きなウナギも中国産のものを買おうと思った」と綴られていた。



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开设于1998年,涵盖时政、社会、文化、科技等多领域的日语网站(http://j.people.com.cn/)
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