
シカゴで建築設計の仕事をしている華僑シャーロットさんは、趣味で絵を描いている。「いわゆるアート青年みたいなもの」と自らのことを語るシャーロットさんのビジュアルシンキング(形にして発想したり、視角的に考えたりすること)なイラストは、生活の中の美を発見し、記録したものだ。これから、シャーロットさんのイラストで綴(つづ)る日本の旅を一緒に楽しんでみよう。
10月4日 1日目 日本への旅立ち

シカゴ発東京行きのJAL直行便に乗って、離陸から着陸まで約15時間。その間に食べた日本航空の機内食は、これまで食べた機内食の中で一番美味しかった。食べて、ウトウトして、ダウンロードしたバックパッカーの旅行記を復習して、持ち込んだ日本ガイド本「日本を知っているなんて言わないで」を読み終わった頃、ようやく目的地についた。空港を出ると、非常に有り難いことに台風8号にぶつかり、豪雨の中あわててホテルへ向かった。
10月5日 2日目昼東京

朝早く起きると、台風はまだ東京で猛威を振るっていた。ホテルの窓際に立って道行く人々の傘が次々と吹き飛ばされるのを見ていると、ホテルの自動販売機で売られている食べ物を試してみるという考えが浮かんだ。結局、我々の計画よりも天気の変化のほうが速かった。お昼にならないうちに、台風8号は東京を通り過ぎていった。
10月5日 2日目夜新宿

夜に新宿に向かう。まずは伝説の最新鋭のプリクラを試してみることにした。硬貨を入れるとすぐに、モニターに標準的なポーズをとったモデルが出てくる。この見本に基づいてポーズをとっていけば写真が完成する。手を動かして、修正する必要はまったくない。出来上がった写真は自動的に顔が小さくなり、肌が修正され、目が大きくなり、頬紅まで加えられている。
男性は非常に女性っぽく変身することができる。ただ、写真の中の自分は本物とは大きくかけ離れている。新宿の歌舞伎町には多くの若者や観光客が集まっており、イルミネーションやネオンで昼間のように明るかった。
10月7日 4日目京都

京都の悠久の歴史は、街を歩いているだけでも感じられた。ただ観光客の私たちには、どこまでが観光地でどこからが生活の場なのか見分けがつかなかった。どこでも伝統的な人力車やさまざまなスタイルの障子が使用された建造物が見られ、まるで大規模な時代劇の撮影スタジオにいるかのようだった。
10月8日 5日目京都

京都御所から少し離れた二条城は、もともと織田信長が建てたもので、後に豊臣秀吉に引き継がれ、その後、徳川家康が戦乱で破壊された城を修築した。御所に比べると規模は小さいが、城壁や外堀もある。こじんまりした感じだが、石垣や屋根瓦の一つ一つに荘厳な雰囲気が漂っている。
10月15日 12日目帰国

最終日。空港でラーメンを食べてから飛行機に乗った。今回の日本の旅は数多くのいい思い出ができた。また再び旅行で訪れたい。
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