
多くの人にとって、「教師」というと、まじめに仕事をこつこつとこなし、忍耐力があり、かつ威厳があるというのがそのイメージだ。しかし、中国のネット上では最近、まじめに仕事をこなしながらも、今の子供達に合わせてうまくやっていくために一生懸命であったり、とても気さくだったりする教師が話題になっている。
大学教師が生徒の前で黒板によじ登る

2014年10月8日、授業開始前に、黒板が壊れていることに気付いた重慶大学のある教師(57)は、手伝ってくれる生徒がいなかったため、黒板によじ登り、一分で修理を終わらせた。この一幕を、多くの生徒が携帯に収め、微博(ウェイボー)に投稿。次々に転載され、論議を呼んだ。ネットユーザーらからは、「がんばりすぎでしょ」などの声が寄せられた。
武漢市の大学教師、記念撮影で出欠を取る

「撮りますよ!」。これは卒業写真でも、遠足時の記念撮影でもなく、華中師範大学武漢伝媒学院(湖北省)の「ニュース撮影」の授業で、教師の孟祥斌さんが、出欠を取る時の掛け声だ。
チャイムが鳴ると、携帯で写真を撮り、そこに写っていない生徒は「遅刻」というわけだ。孟さんは、「授業が終わってからも、写真を撮る。授業前と比較すると、早退した生徒がすぐに分かる」とし、「これは、私の授業の特徴となっているだけでなく、生徒の距離を縮めることもできる。生徒も出欠を取る時間が楽しみになる」と説明している。
鄭州市の高校教師が生徒とトランスフォーマー製作

河南省鄭州市の第106中学(中高一貫校)で美術の教師をしている邢楽さんは、教師になる前からトランスフォーマーが大好きで、金属モニュメントを趣味としていた。昨年3-6月の4カ月間、邢さんは高校2年生の生徒約30人と、放課後の時間を利用してトランスフォーマーを作ってしまった。製作費5万元(約95万円)は全て、邢さんが負担した。
「人民網日本語版」


