近年、同ドラマ以外の中国ドラマも次々に海外進出し、大人気となっている。そのいくつかを見てみよう。

「甄嬛」とは2011年から12年にかけて放送され大ヒットとなったドラマ「宮廷の諍い女(原題:後宮・甄嬛伝)」で、孫儷が演じたヒロインの名前。来年、美国米ケーブルテレビ放送局・HBOで同ドラマの放送が始まるため、北京で米国版に加えられるシーンの撮影が最近行われた。米国の主流テレビ局で中国ドラマが放送されるのはこれが初めて。
ドラマ「媳婦的美好時代」(2010年)は海外でもヒットしたほか、13年には習近平国家主席が、タンザニアを訪問した際、重要演説で同ドラマに言及し、主演を演じた各役者が感激。ヒロインの毛豆豆を演じた女優の海清(ハイ・チン)は、微博(ウェイボー)で、「毛豆豆はスワヒリ語が上手。同ドラマがアフリカでヒットしたということは、『嫁と姑問題』に国境はないということ」とつぶやいた。

1986年に製作されたドラマ「西遊記」は、シンガポールやタイ、韓国に進出した。同ドラマは最も初期に海外市場進出を果たした中国ドラマの1つ。同ドラマは海外でも人気となり、夏休みになると再放送されている。
また、ベトナムの教育省は、夏休みに同ドラマを放送すれば、安心して子供達に見せられるとの見方を示している。一方、四大奇書の一つ「三国志 Three Kingdoms」(10年)は、1話当たり9万ドル(約1000万円)の放送権で、日本に販売された。また、100の国や地域にも進出し、3億4千万元(約64億円)を稼ぎ出した。同数字は、中国ドラマの最高記録だ。
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「人民網日本語版」


