

中国人観光客は「春節(旧正月、今年は2月19日)」には大挙して日本を訪れ、高額・大量消費する「爆買い」が話題となった。そして、お花見シーズンの期間は、前年同期比2.5倍に当たる26万8千人の中国人客が入国する見通しで、日本メディアは同現象を「爆花見」と名付けて報道している。桜は中国に起源がある。お花見は中国の伝統的行事の一つで、中国国内の桜の花も綺麗だ。なぜ一部の中国人は海外に渡って日本の桜を観賞しているか?


今年3月、日本政府は中国人観光客を対象に昨年同時期に比べて2.5倍となる26万8千人分の観光ビザを発給した。1月から3月に観光ビザで日本を訪れた中国人観光客はのべ約69万人で、昨年一年間とほぼ同じ規模となった。桜を楽しむことができる公園などは多くの中国人で賑わった。中国人観光客がインターネットで公開した清明節期間の日本・清水寺の状況によると、現地は中国人で一杯だったという。
東京の上野観光連盟の担当者は、「2015年に入ってから上野を訪れた観光客の半分以上が中国人などの外国人」と紹介する。上野公園には毎年、桜の花見客200万人以上が訪れるが、2015年の観光客の半数以上は外国人で、その割合は2014年の約40%から大幅に拡大している。公園を1時間も歩くと、あちこちで中国語を耳にする。

今年の1月~3月、観光ビザで日本を訪れた中国人観光客は70万人近くとなり、すでに2014年の年間訪日中国人観光客数とほぼ同じ水準に達している。中国人はなぜこんなにも日本で買い物や旅行をすることが好きなのか?中日間の多くのわだかまりが解決していない状況を考慮すると、このような「好き」という感情は、より考えさせられる。海外旅行をする人は本来、中間所得層と見られており、日本へ行くことは相対的に所得に見合った行動と言える。
ビザ発給要件緩和と円安が後押し
化粧品など女性向け商品が人気、免税対応で銀座では5割強の売り上げ増
免税対応店舗を拡充予定、将来的には異業種が集まった外国人向け商業施設も
国際展開する銀聯カード、地方での利用増加を見込む


中国国内の旅行や消費体験は、実際日本や欧米の成熟した市場とは大きな差がある。
中国国内旅行会社は、利便性や相違性、体験性、個性化、高級化などを配慮しないだけでなく、管理することさえも怠り、入場料や1度限りの商売に頼っている。
旅行市場は、結局のところ商品やサービスの両方が良くなければならない。我々のサービスに対する意識が単に口先だけのスローガンで終わってしまえば、国内の旅行市場は中間所得層が離れていくのを単に黙って見ているしかなくなるだろう。
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